弁 天 社

開山堂の南西にあり、南面して建つ春日造桟瓦葺の小社で、弁財天を祀っています。
この弁財天は古来から御苑内久邇宮邸にその守護神として奉祠されていたが、明治十三年(1880)に同宮家が東京にご移転された時に、相国寺第126世獨園承珠が同宮二品朝彦親王より御寄進をうけられ、弁天講を組織して広く信仰を集めました。昭和三十二年(1957)にはこのいわれをもとに弁天講が復活されるが、現在活動はしていません。
また現在の建物の建立年代は、細部から十七世紀後半と考えられています。当社は、明治四年(1871)の寺地画図に描かれず、基壇に明治の銘が見られるので移築建物であることが知られています。
平成十九年(2007)に京都府指定有形文化財となりました。